「鉛フリー」≠「鉛の含有0%」
(以下は2021年12月16日にTwitterおよびInstagramに投稿した内容です。)
現在試作中のルアーについて過去の投稿で「鉛フリー」と記したことがありましたが、
それを読まれた方が「鉛の含有0%」という印象を持つ場合もあるのではないかと考え
「鉛フリー」とだけ記すような表現は使用しないこととしました。
不純物として規格許容値以下の鉛は含まれるためです。
このルアーは未だ試作を続けている段階です。
現在に至るまで製品化・販売等しているものではありませんが、それを目指す上では
現時点で明確にしておく必要があると考え、お知らせしています。
試作品にはウエイト部分の材料にホワイトメタル1種(JIS規格適合品)を使用していま
す。この合金は「基本組成」として鉛を使用していませんが、不純物の許容量として
鉛は0.5%以下と規定されています。
今後その材料を錫(すず)に置き換えることを考えていますが、その場合は0.1%以下
となります。いずれにしても鉛は含有されるわけです。
ひとつのルアーの中には他にもメッキや塗装、金属以外のパーツなどに鉛が含まれてい
る可能性があります。
また、鉛のことについて書いてはいますが、鉛だけを悪者にしようという意図もありま
せん。そもそも鉛は自然界に存在しているものですし、当然鉛以外に毒性のある物質も
あります。
とはいえ鉛の使用を少なくすること自体には意味があると考えていますので、今後も継
続していきます。
そしてそれを表現する際には誤解を避けるため「鉛フリー」という言葉を単独では使わ
ずに、
「〇〇部分に鉛〇〇%以下の材料を使用」
と記述を添えることとします。
各SNSに投稿の記述は修正して再投稿しています。