原形を削り出す

現在の試作品のヘッドはアルミを機械で切削した型で鋳造していますが、始めはシリコン型で鋳造していました。

始めに大元になる形を粘土でつくります。大きさや形を変えて何個か作りました。
削っていく前提なので、ちょい太め、形はまったく雑です。
これを「原形の原形」としてシリコンで型を取り、この型に金属(この時の材料「ホワイトメタル1種」)を流し込むと金属のヘッドができます。

アバウトな原形で作った型で鋳造したヘッドはアバウトな形ですが、これをいくつも手で削って細部の形を決めていきました。

決定した形を原形として再度シリコン型を取ります。
これが最初の試作品の型になりました。

ヘッドの形はその後CADで整えたり(こちら→ヘッド形状を作り直す(1))、データとして描き直したり(こちら→ヘッド形状を作り直す(2))することになりますが、そのもとになっているものは手で削ったヘッドです。

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